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上級車をディアマンテとシグマによってカバーした三菱の次なる課題は高性能スポーツカーの投入。 以前はFRスポーツのスタリオンがあったが、大味な資質を持つこのクルマは日本の土壌では余りあるものであった。 この年の10月に市場に投入されたGTOは、フルタイム4WDの駆動方式とV6DOHCユニット、さまざまな電装パーツで武装した現代のスポーツカーである。 GTOとはグランツーリスモ・オモロゲートの略。久しぶりに復活した名称でもある。 GTOツインターボ ギャラン並みの全長に180cmを越える前幅を持つGTOは、エンジンと4WDシステムが違う2タイプがある。 ツインターボ仕様は280PSのパワーと42.5kgmのトルクを発揮する3000ccV6DOHC+ツインターボ・ツインインタークーラーが搭載される。 駆動方式は西ドイツ・ゲトラーグ社との共同開発による5速ミッション&フルタイム4WD。 音のチューンが楽しめるアクティブエキゾーストシステムや電子制御サス、リアLSDなどは専用装備になる。 リアスポイラーもツインターボは自動可変式。 しかしベース車がディアマンテだけにハンドリングや車重など走りの面で不利な要素を抜き難く持っている。
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主要諸元 ミツビシ GTO(1990) | ミツビシ GTO(1990) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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