日本のスポーツ車 1960〜1990



第33回  ダイハツ フェローMAX・SS
(L38型)1970年7月


最高速=120km/h 0→400m=19.8秒
(4名乗車時:カタログ値)



軽の歴史上最強エンジン・ZM5型40PSを搭載。

 1970年(昭和45年)4月、ダイハツフェローはフルモデルチェンジでボディを一新、駆動方式もFRからFFに改め、車名も「フェローMAX」としてデピューした。
ロングノーズ&カムテールのボディは2ドアのみで、サスもフロントがストラット、リアはセミトレーリングの4輪独立懸架となった。
 70年7月、スポーツ系のトップ・モデルとしてSS(スーパースポーツ)を追加。
搭載エンジンは水冷、2サイクル2気筒、356cc、ツインキャブで40PSのZM5型で、ミニカ70SS/同GSSの38PSを抜く、軽ではもっともパワフルなエンジンとなった。
最高遠も120km/h、ゼロヨンは19.8秒を記録した。
 装備も木目ナルディタイプのステアリングホイールにタコメーター、スポーティホイールにコンソールボックス、デュアルエキゾーストパイプなどを標準装備とした。
同じ40PSエンジンを搭載するSは装備を簡素化したモデルである。
シングルキャブ仕様のファミリー軽は33PSのZM4型を搭載する。
 1972年(昭和47年)、排ガス規制対策でSSはデチューン版のZM13型の37PSに換装、ファミリー軽はZM12型の31PSとなった。
さらに1975年(昭和50年)2月、ツインで37PSのZM13型は廃止、31PSのZM12型のみとなり、SSも退場した。高出力、高性能化にはハッキリ背を向けた軽の路線転換によるものであった。



ロングノーズ&カムテールのボディスタイル。スポーツカーのようにドライバーは後輪近くに座る格好となる。 軽とは思えないスポーツ心に満ちた運転席装備は一クラス上の大衆車(1000ccクラス)にも引けをとらない。
赤いシートにパンチがある!?
フェローMAX‐SS最大の魅力は軽自動最大のパワーを引き出したこの40PSエンジンにあった。2サイクル2気筒で圧縮比はなんと11.0。 この時の軽自動車の規格をフルに使ったポデイ設計。後輪はハミ出しそうだ。トランク部は逆R(空力のため?)にえぐられている。

主要諸元 ダイハツ フェローMAX・SS
●エピソード
リッター当り出力はなんと112.4ps
 ミニカ70GSS(38ps)・ホンダNV360T(36ps)・フロンテSSS(36ps)などに対するパワー面の劣勢をはね返すべくダイハツから発売されたのがフェローMAX・SSだ。
 MAX・SSはツインキャブを装着し、11.0と圧縮比を高め、軽自動車最強の40psをマークした。が、ピークパワーの発生は7200回転と高回転側に振られたため、低回転域はスカスカ。
常に高回転をキープした走りを強いられた。
 エンジン 
   種類/型式
   ボアxストローク
   総排気量
   圧縮比
   最高出力
   最大トルク
   燃料供給装置
   燃料タンク容量
 トランスミッション
   型式
   変速比 1/2/3
         4/5/R
   最終減速比
 シャシ
   ステアリング
   サスペンション    前
               後
   ブレーキ       前
               後
   タイヤ
 ディメンション&ウェイト
   全長x全幅x全高
   ホイールベース
   トレッド     前/後
   最低地上高
   室内長x幅x高
   車両重量
   乗車定員
 車両価格(当時)
       39.8万円

直2・2サイクル/ZM5
62.0x59.0mm
356cc
11.0
40ps/7200rpm
4.1kgm/6500rpm
キャプレタx2
26リットル

4MT
4.727/2.823/1.809
1.269/−−−/4.865
4.450

R&P
ストラット/コイル
セミトレ/コイル
2リ−ディング
LTドラム
]35SR10

2995x1295x1295
2090mm
1120/1110mm
160mm
1500x1150x1100mm
465kg
4名
inserted by FC2 system