日本のスポーツ車 1960〜1990



第69回  ミツビシ ミラージュ1600GT
(A153A型)1979年3月

0-400m=17.94秒(テスト値)



8スピードにサターン/88PSの組み合わせは駿足。

 1400ccクラスのミラージュに、高性能モデルの1600GTが追加設定されたのは、79年3月のことであった。
搭載されたエンジンは、車名が示すとおり、1597ccの排気量を持つ直列4気筒SOHCで、これは基本的にはギャランラムダやランサーなどに共通するもの。だだしこれらの車種では採用されていたサイレントシャフトは装着されていない。
 最高出力、並びに最大トルクは、それぞれ88PS/5000rpm、13.5kgm/3000rpmの発表で、これは従来から設定されていた1400ccユニットと比較して最高出力で6PS、最大トルクで1.4kgmの増強という結果であった。
組み合わされたミッションは、三菱独自の副変速機を持つ4×2速で、ギアレシオなどは1400と完全に共通している。
 サスペンションも、エンジン出力の向上に伴ってハードセッティングにアレンジし直された。
フロント側ではスタビライザーの径が拡大されたほか、コイルスプリングとダンパーがよりハードなものに。リア側も基本的には同様の処理だが、スタビライザーが標準装備となった点が非常に興味深い。
ステアリング、のギア比もよりクィックなものになった。
 1600GTに設定されたボディは2ドアと4ドアの2種類。通常、2ボックスモデルの場合、3ドア、5ドアと呼称するのが通例だが、ミラージュの場合はリアハッチゲートを「ドア」と呼ばない。
世界のFWD2ボックスモデルの基礎たるVWゴルフに、高性能バージョンのGTIが備えられたのと同じように、この1600GTもコンパクトなボディとその高性能ぶりで高い人気を博した一台である。




ウエストラインが低くグラスエリアが広いため室内は明るい。エアロダイナミクスを十分に考え、プレスドアを採用している。 スアアリングデザインはGT以外のモデルと変わらないが、グリップは太くウレタン状で握り易い。フットレストは2ドアのみだ。 オリオン系エンジンでなく、ランサーのサターンエンジン/G32B型が横置きされる。ロングストロークで低回転から粘り強い。
 


主要諸元 ミツビシ ミラージュ1600GT
●バリエーション
1982年2月 ミラージュUターボ
ミラージュのイメージをそのまま受けつぎフルモデルチエンジとなったミラージュU。
ホットモデルはG128型オリオンエンジンに三菱自工製TC−04ターボチャージャーを組み込んだ1400ccターボモデル。ノーマルの82PSに対し105PSを発生した。
価格は118.6万円、最高速=168.22km/h、ゼロヨン=16.5砂。(テスト値)
 
  エンジン 
    種類/型式
    ボアxストローク
    総排気量
    圧縮比
    最高出力
    最大トルク
    燃料供給装置
    燃料タンク容量
  トランスミッション
    型式
    変速比 1/2/3
          4/5/R
    E/P切替比
    最終減速比
  シャシ
    ステアリング
    サスペンション 前
              後
    ブレーキ      前
              後
    タイヤ
  ディメンション&ウェイト
    全長x全幅x全高
    ホイールベース
    トレッド    前/後
    最低地上高
    室内長x幅x高
    車両重量
    乗車定員
  車両価格(当時)
        98.2万円

直4OHC/G32B
76.9x86.0mm
1597cc
8.5
88ps/5000rpm
18.5kgm/3000rpm
キャプレター
40リットル

4MTx2
2.769/1.550/0.961
0.714/−−−/2.692
1.181(エコノミ)1.526(パワー)
3.490

R&P
ストラット/コイル
トレーリングアーム/コイル
ディスク
LTドラム
155SR13

3790x1585x1350mm
2300mm
1370/1340mm
170mm
1640x1310x1100mm
830kg
5名

※出力はグロス表示
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