|
||||||||||
|
||||||||||
「違うんです!サクラ9号の回収作業をしているかどうかを聞いているんですよ!」 防衛隊本部の通信士がマイクに向かって叫んでいる。 アンノン星調査のために打ち上げられ、消息を絶っていた無人宇宙船のサクラ9号が、突然帰ってきたのである。 宇宙船が行方不明になった3ヶ月の間、アンノン星計画は中断されていたが、その宇宙船サクラ9号の信号を防衛軍本部がキャッチしていた。 フルハシとソガはホーク1号でサクラ9号の降下地点を目指して発進した。落下ポイントは地獄山付近である。(落下っていってるけどちゃんと逆噴射して着陸脚出してる) ダン、アマギ、アンヌはポインターで地獄山へ向かった。 キリヤマと参謀のマナベはこの不可解な状況に不安の色を隠せない。 宇宙船は地獄山山頂に降下した。3人は現場へ急ぐ。 宇宙船を発見した3人は、銃を構えて警戒しつつ進むが、宇宙船は爆発してしまった。 なぜ降下するまで無事だったものが急に爆発したのか?不思議に思う3人。そのとき、ダンに奇妙な音が聞こえた。 アンヌとアマギには聞こえていない。ダンは音を調べに歩き出す。 するとダンの背後の岩肌に強大な目が浮かび上がった!(志村ー後ろ後ろー)しかしダンは気付かず、アンヌたちが追いつくと目は消えてしまった。(まぶたがフタのようにパタタンと閉まります) 空耳だったんだとアマギ。ダンは納得できない。そのとき急にアンヌとアマギが激しい頭痛に襲われた。 白い大きな石を両手に抱えて歩く少年。弱虫ヒロシと呼ばれている少年は公園にやってきた。見つけて寄ってくる友達たち。 早速石を見つけた子供と取り合いになってしまう。必死で抵抗するヒロシ。石は地獄山で見つけたので拾ってくればいいというが、なかなか収まらない。(石程度で取り合いするなよ) そのとき、木の幹にまたあの目が光った。そのとたんヒロシ以外の子供は激しい頭痛を起こして倒れこんでしまった。 一人無事なヒロシはその場から逃げ去った。 そこを通りがかるポインター。(タイミング良すぎる上になんという偶然!で、アンヌとアマギの頭痛は?) 子供たちの様子に何らかの気配を感じるアマギ。銃を抜き、木を撃つダン。アマギ、アンヌも銃を構える。 ダンは木の幹を調べるが特に変わったところはなかった。(木に触ったらグラッて動いたぞ)
いくらスイッチを入れても点かないスタンド。怖くなったヒロシは外へ出ようとするが、ドアも開かなくなっている。 ヒロシは母親を呼ぶが聞こえていないようだ。 「坊や、そんなことをしても無駄だ」どこからか声が聞こえてきた。 「お前は誰だ!僕に何の用があるんだ!」 「フフフフ・・私の体を返してもらいにきた」 「そんなもの、知らないヨ」そうヒロシが言うと突然壁にあの目が光った。驚くヒロシ。(普通、子供の前にこんなの現れたらパニックになるぞ) 「私の体はそこにある。ほら、君の机の上だ」そこには例の石があった。「そうだ、それだ」 「うそだ!これは僕が拾った石だ!」 「それは宇宙船を爆破するときに一緒に飛ばしてしまった私の体だ」(!!どんくさいのかバカなのか?自分の体も飛ばすか普通) 「こんな石がどうして体なの?」 「頼む、それを誰にも気付かれないように地獄山の煙の中へ落としてくれ。その代わり君の言うことも聞いてあげる」 「僕の言うこと?」 「君はいつもみんなにいじめられているだろう。私の頼みを聞いてくれれば君を一番強い子供にしてあげる」(何でもというわりには簡単なのにしたな) 「ホント?」「本当だ」 少し考えたヒロシは石を持って部屋を出た。 昼間の件で、ヒロシだけなんともなかったのが気になるダンは、アンヌとアマギとともにポインターでヒロシの家へ向かっていた。 偶然かもしれないというアマギに、目のようなものを見たとダンはいう。 そのとき急にポインターが止まってしまう。降りて様子を見る3人。しかしなんともない。そこへまたあの目が光る! 銃を撃つダン。2人も銃を抜くが目は消えてしまった。 ダンは2人を残し、ヒロシの家へ入っていく。しかし母親に案内された部屋にヒロシはいなかった。 ダンはヒロシを探しに出て行く。 (ここでCM) 交番の前を通るヒロシ。警官がヒロシに気付くと走っていってしまった。そこへやってくるポインター。(だからタイミング良すぎだって) ダンは警官にヒロシの事を聞くと、先ほど地獄山の方へ行ったという。(交番には「JIGOKUYAMA POLICE STATION」とある。でもそんな立派なもんじゃない) ダンは捜索隊を依頼するとポインターでヒロシの後を追う。 しかしなぜヒロシが地獄山へ?ダンはあの石に原因があるのではないかという。 地獄山への道は2つしかない。3人は二手に分かれて探すことにした。 一人山道を行くヒロシは行く手に捜索隊の松明を見て立ち止まってしまう。 ヒロシがしりごみしていると、声は「坊やを捕まえようとするやつは私が倒す」と説き伏せ、ヒロシは再び歩き出した。しかしすぐに1人の捜索員に見つかってしまう。 するたまたしてもあの目が光り、男は倒れてしまった。ヒロシはこわごわ通り過ぎる。 ダンも捜索隊と一緒にヒロシを探していた。そして倒れた男を発見し、ヒロシの後を追う。 今度は4人の男が博の前に現れた。ヒロシを説得する男たち。 しかしまたあの目が光り、男たちも一斉に倒れ込んでしまった。
ヒロシは橋の上を歩いていた。 周りの状況に疑問を抱き始めるヒロシ。真っ暗な空に向かって話しかけた。 「どうしてみんなが僕を捕まえようとするの?」 「どうやら私のしようとしていることが怖くなったからだろう」 声の主は我々の星の平和を荒らさないようにするという。やはりあの目はアンノン星からやってきたのだ。 ヒロシは一度はイヤだと石を投げ出すが、説き伏せられしかたなくまた歩き出した。 そこへダンが追いつく。しかしダンが橋にたどり着くと橋ごと破壊され、転落してしまう。(死ぬ。普通は絶対死ぬ。なのに怪我もないじゃないか) ダンはヒロシを止めるようアンヌに連絡する。アンヌも事の次第を本部に連絡し、キリヤマ、フルハシ、ソガもホーク1号で出動した。(最近1号はよくミサイルポッドを付けてるなぁ) アンヌとアマギは途中、ヒロシを見つけるが、またしても目が光り、2人は倒れ込んでしまった。 とうとうヒロシは山頂にやってきた。 石を投げ入れる寸前、追いついたダンがヒロシを止める。しかし石はそのまま落ちていってしまった。 すると下からなにやらうめき声が聞こえる。何かいるようだ。 落ちた石は吸い込まれるようにうめき声の方に飛び、同化してしまう。このことによってアンノンが動き始めた。ヒロシの持っていた石を大きくしたような姿だ。 ダンとヒロシは逃げようとして崖から転落し、気絶してしまった。(また普通なら死ぬようなことを・・ヒロシまで無傷か) アンノンは山頂から出てきた。そこへホーク1号が到着。アンノンを発見し、ミサイルポッドで攻撃を開始する。 何度も攻撃を試みるが、目からのビームを受け、不時着してしまう。 ホーク1号に迫るアンノン。 キリヤマ、フルハシ、ソガは銃で応戦するが効き目はない。 そのころ、ダンは目が覚め、セブンに変身してヒロシを運んでいた。 「お前は地球に何をしにきたんだ」キリヤマがアンノンに問う。(十分攻撃してから聞くのかよ。逆だろ) 「我々はアンノン星を攻撃してきた地球人を破滅させにだ」(破滅とは大きく出たな) 「攻撃だって?それは違う!我々は宇宙船を打ち上げたのは宇宙の平和利用のためだったんだ!」 「地球人の言うことは信じられない」さらに迫ってくるアンノン。そこへセブンがやってきた。 アゴ(?)下へ蹴りを一発。ひっくり返るアンノン。さらに首を抱えて投げる。 アンノンは背中から火花を吹いて応戦するが、セブンにかわされた。 セブンは2度目の攻撃をバリアで防ぎ、エメリウム光線を発射。しかしあまり効いていないようだ。 ジャンプしてきたアンノン(どうやって飛んだんだ?)を捕まえ、馬乗りになってパンチの連打を入れるセブン。(マウントポジションですか・・ボコボコやな) 一瞬の間があり、アンノンが目からビームを出してきた。同じく目からビームを出して(!!)応戦するセブン。ビームがぶつかり火花が散る。(セ、セブンの目からビーム?怪獣並みやん!) 形勢不利と見るやアンノンが後退を始めた。 セブンは腕からリング状の光線を出してアンノンを捕らえ、動きを封じてしまう。 そこをウルトラ念力で持ち上げながら話しかけるセブン。(器用やな) 「アンノン、キリヤマが言ったことは嘘ではない。地球人は決して君の星を侵略したのではないのだ」 「本当なのだな」「私も同じ宇宙人だ。嘘は言わない」 「ようし、セブンの言うことは信用しよう。しかしアンノン星はいかなる星からの侵略目標にもさせない!」(うーん、なんか力で強引に信用させたような・・) そういうとアンノンから小さな光が離れた。途端に崩れるアンノンの体。 セブンは光を追って去っていった。 「あいつ、目だけじゃないか」とソガ。「きっと頭脳だけの宇宙人なんだ」キリヤマが答えた。 「そうか、あの石は活動するのに必要な体だったんだ」 ヒロシがポインターで交番まで送ってもらってきた。交番で待っていた母親と友達たち。 イヤだというヒロシにダンは、本当に強い子はみんなと仲良くできる子だと話し、ヒロシは子供たちの中に帰っていった。 ヒロシの無事を喜ぶ子供たち。ポインターは夜の闇の中に帰っていった。 「あの宇宙の彼方には我々の想像を絶する何かが存在している。宇宙開発も十分気を使ってやる必要がありそうです」(エンディングナレーションより)(当たり前だろ!前回のペダン星の件でまだ懲りてないのか!ついこの前のことじゃないか!!) |
||||||||||
第16話 終わり |