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夜の海が怪しく光る。 海中から潜望鏡らしきものが姿を現し、海岸にある一軒の家を覗いていた。 家の中ではルリコの誕生パーティが開かれていた。友人のアンヌも招かれて出席している。(ホントにこんなことしてるウチがあるのだろうか) 潜望鏡は徐々に浮上し、円盤型の宇宙船が海上に出てきた。 宇宙船は海岸の家へ向かって移動し始める。家の中では全く気付かずパーティが進んでいく。 海岸に上陸する不気味な脚。怯えた犬が吠えまくった。 家の中ではアンヌとルリコが話していた。アンヌは誕生プレゼントにペンダントを差し出す。 ふとアンヌが犬の声に気付いた。しかし近所の猫だろうとルリコは相手にしない。 しかし今度は様子が変だ。さすがに異変を感じたルリコはアンヌと外へ出てみる。 「ジョン!ジョン?」犬の名前を呼ぶが鳴き声が無い。犬は鎖を残して消えていた。 2人は手分けして探すことにする。 アンヌは玄関のほうへ回り、一人になったルリコは血の跡を発見。ジョンを気遣って慌てるが、そこに立ちふさがる怪物! ルリコは悲鳴を上げて倒れた。それを聞きつけて駆け寄るアンヌ。しかしルリコもまた消えていた。 砂浜に残る足跡。そこにルリコにプレゼントしたペンダントが落ちている。 アンヌは海が気になり、ブーツから照明弾を取り出すと空に打ち上げた。(そんなの入れてたら歩けないと思う) 一瞬の光の中、海上に怪しげな宇宙船を発見。急いで防衛軍本部に連絡する。しかし宇宙船は海中へ潜ってしまった。 ウルトラ警備隊は急ぎポインターで現場に向かう。
アンヌの証言を元に海上を調査することになった。 ポインターのホバー機能で海上を調査する。しかし異常は見られなかった。(ホバー状態なのにハンドルで曲がってる!) いったん引き返すポインターの背後で再び浮上する宇宙船。船内にはルリコが捕らわれていた。 基地に戻り、砂浜の足跡を分析する。その足跡は牧場や自然動物園など世界各地で見られるものと同一のものだった。 また各国の現地ではいろいろな動物が1頭ずつ盗まれているという。不思議な事件だ。 そこへルリコが浜辺で発見されたと連絡が入る。意識不明だが生命に別状はないらしい。(なぜわざわざ返してきたのか?) ルリコを基地の施設へ運ぶため、ポインターが現場に急行した。現場にはすでにアンヌがいる。 ひとまず基地へ運ぼうとしたとき、ルリコが目を覚ました。呼びかけるアンヌ。しかしルリコに反応はない。 よく見ると腕には赤い胞子のようなものが付着していた。(怪しさ&わざとらしさ満点) 基地に連れ戻って博士が調べている。胞子のようなものは取って培養してみる。 こうなった原因は全く判らないが、ルリコの染色体が猛烈な勢いで減ってきているという。 赤い胞子の培養で関連性を調べてみることになった。
ソガ、フルハシ、アマギがホーク1号で海上を調査中だ。 メディカルセンターの病室ではルリコがうなされていた。 アンヌが駆け寄りシーツをめくってみると、ルリコが緑色に変色している!そこへ侵入してくる宇宙人!(そんな簡単に入ってくるなら先に防衛本部を潰すだろ普通) 牛のような声を出してアンヌに迫ってくる。 悲鳴を聞きつけたダンが部屋に入ってきた。しかしすでにアンヌは気絶している。 その場に宇宙人を発見したダンは組み合いの格闘になった。しかし宇宙人の力に押され、危ういところをキリヤマの攻撃で助かる。宇宙人はキリヤマの放ったウルトラガンで死んでしまった。(いきなり素手で格闘は無茶だ) ダンはキリヤマが駆けつけたおかげで何とか助かったが、アンヌはルリコ同様に緑化されてしまった。 知らせを受けたキタムラ博士は、アンヌやルリコの奇病を解明するためにブラコ星人の死体を解剖することにした。(キモっ!) そのころ、再び夜の海に浮上する宇宙船。今度は何十機と現れ、浮上し編隊を組んで飛行する。大変な数だ。 (ここでCM) キリヤマとダンは博士の元へ行く。博士はルリコについていた赤い胞子状のものがブラコ星人の食料ではないかという。ブラコ星人の胃から半分消化したものが発見されたのだ。 キリヤマとダンの目の前でその胞子の実験をしてみる。 培養した胞子に普通のホルモン液をかけても何も起こらないが、女性の染色体主体のホルモン液をかけると活発化する。 ブラコ星人にとって女性は食料を育てる格好の牧場なのだ。(だからそれならなぜわざわざ帰したの) アンヌとルリコは隔離され、胞子が他に感染するのを防ぐ措置がとられた。 博士の話では2人に「放射線アルファ73」を当てれば回復するのではないかという。(なんでいきなり方法がわかるの) しかし放射線アルファ73は土星の鉱石にしか含まれていない。(生物学系の医者がそこまで知ってるのか・・) ダンはホーク2号で土星へ向かおうとする。だが2号では3日かかってしまう。2人の容態ではあと15時間持つかどうかなのだ。(だからなんでそんなに細かい時間まで・・) 同じ頃、海上を調査中のホーク1号がブラコ星人の船団を発見する。 すると向こうから攻撃してきた。応戦するホーク1号。1号の火力で十分円盤を破壊することが可能だ。 「おーし、行くぞ!」撃って撃って撃ちまくるホーク1号。円盤は次々に打ち落とされていく。 だが基地ではダンが自分の描いた土星の絵を前に深刻な顔をしていた。それを気遣うキリヤマ。 そこへ1号から連絡が入る。ダンはホーク3号で応援に向かった。 円盤群に翻弄されるホーク1号。そこへ3号が駆けつけ合流する。 円盤の神出鬼没な戦い方に注意するようフルハシが連絡するが、時間がないことに焦るダンは緊急手段として円盤群の中へ突進していった。(強引過ぎます。絶対怪しまれる) 集中砲火を浴びキリモミしながら墜落していく3号。爆発と同時にセブンが現れた。 円盤群はセブを取り囲み始める。 セブンはエメリウム光線で落としていくが、包囲されてビームで捕らわれてしまった。(こらー影絵でごまかすなー) それを見たフルハシはキリヤマへ連絡する。 「ウルトラセブンは土星へ行こうとしている。アンヌやルリコさんの奇病を治すためだ。直ちに援護しろ!」 ホーク1号は円盤群をかく乱するため、セブンを絡めているビームに回転しながら突っ込み、セブンを解放した。(キリモミしながら突っ込んだぞ!アマギとソガは後部席で立ったままなのに) セブンはフルハシと挨拶を交わし、土星へ向かう。 ホーク1号は嵐のような攻撃で次々に円盤を落としていった。 土星から持ち帰った放射線アルファ73がアンヌとルリコに照射された。みるみる顔色が元に戻る2人。(どうやってセブンから受け取ったんだろう) 2人は同時に目を覚ました。成功だ。 そこへ入ってくるアマギとソガ。しかしダンの姿がない。落ち込む隊員たち。(1号でフルハシと一緒だったんじゃないの?) 「しかしダンのことだ、どっかで生きてるさ」 ダンは一人、土星の絵を描いていた。(ここに意味がわからない) 「ウルトラセブンのおかげでブラコ星人の人間牧場計画は失敗しました。でもいつまた、幾千の星から恐るべき侵略の魔の手が伸びてくるかもしれないのです。」 |
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第22話 終わり |